院長ご挨拶

さいたま市民医療センター(当センター)は開院以来この3月で8年がたちました。この間、市民の皆様から親しまれ、頼りにされる病院へと全職員が一致団結して努力してまいりました。現在では内科・外科・小児科・整形外科・脳外科・放射線科・麻酔科・病理部・リハビリテーション科、耳鼻科・泌尿器科などの診療科が活動しています。ここまで成長できたのは病院職員の昼夜をおかない努力とさいたま市4医師会会員を始め、多くの方々のご支援の賜物であり深く感謝しています。

当センターは地域医療支援病院として活動しております

市民の皆様には救急の場合以外の初診で受診を希望される時はかかりつけの診療所あるいは病院の先生からの紹介状をお持ちいただき、当センターでの治療終了後はかかりつけの紹介医の先生の所で経過を診ていただくことになります。こうすることで、当センターでの診断や治療が本当に必要な患者様への対応ができるように機能的に分けられています。紹介状(診療情報提供書)は、患者様のこれまでの病気の経過と現在の問題点、内服薬の内容など診療をする上で大変役に立つ重要な情報です。当センターを受診される方は是非かかりつけの先生から紹介状をいただき、予約センターへ電話でご予約ください。

当センターの使命として救急医療があります

年間の救急車の受け入れは5000件に達しようとしています。救急の受け入れ体制の充実と納得できる医療の提供のために職員一同一丸となって努力しています。当センターは地域の医療機関,介護保健施設,在宅医療チームとの連携を深め、さいたま市の中では一般急性期病院として役割を果たしていきたいと考えています。

当センターの救急医療のもう一つの特徴は、さいたま市の委託事業で行っています小児の二次救急です

小児の救急車搬送数は年間1,300件を超え、さいたま市の小児搬送の3分の1以上を担っています。また最近注目されている食物アレルギーの脱感作療法では埼玉県全域から患者さんが来院しています。

内科の診療,研修体制は一つの所帯として総合診療をベースにし、専門診療のコンサルトを受ける形を目指しています

各内科系科長医師は高い専門性を有しており、地域の患者様には高度な専門的医療と総合的医療の両面で満足度の高い調和のある診療を提供しています。若い研修医達の教育病院としても、総合医,ホスピタリスト(病院総合医)の研修に望ましい場を提供しています。特に色々な疾患を合わせ持った高齢者の医療には最適な診療体制となっています。バランスのとれた総合医と各科専門医の指導により地域の医師会の先生方からも頼りにされる診療レベルを維持しています。

外科系の診療体制

外科はオールラウンドの手術を手がけていますが腹腔鏡手術を得意として、胆嚢,大腸,胃の手術のみならず、食道,ヘルニア,虫垂炎の腹腔鏡手術も積極的に行っています。年間手術件数も増加傾向を示しており、700件以上となっています。整形外科は股関節,膝関節の人工関節手術を中心に、外傷,救急にも臨機応変に対応し、レベルの高い治療を提供しています。脳神経外科は内科の総合救急チームと連携しての脳梗塞急性期の血管内治療と開頭手術や、小児の頭部外傷にも積極的に対応しています。また、泌尿器科は尿路結石のレーザー治療、耳鼻咽喉科と共に年々患者数と手術件数の増加傾向を示し、充実した診療を行っています。

リハビリテーション治療の充実

当センターでは回復期リハビリテーション病棟入院料(Ⅰ)の施設基準をいち早く取得し、急性期の患者さんも早めに受け入れています。病床利用率も大きく伸びており、当センターでの急性期リハビリ・回復期リハビリと継続的に行える病院として新たな知見を発信しています。その他放射線科や病理診断科による正確な診断の提供院内外の要望に応えて多くの診断結果の提供をしています。

昨年には埼玉県から「がん診療指定病院」と災害拠点病院の認可、臨床研修基幹病院の指定も受けて、これから更にがん診療、地域の安心・安全を守る医療機関として貢献し、教育病院としても発展していく所存です。今年度も引き続きご支援とご鞭撻をお願い致します。

院長 加計 正文