院長ご挨拶

さいたま市民医療センター(当センター)は開院以来この3月で9年がたちました。この間、市民の皆様から親しまれ、頼りにされる病院へと全職員が一致団結して努力してまいりました。現在では内科・外科・小児科・整形外科・脳神経外科・放射線科・麻酔科・病理診断科・リハビリテーション科、耳鼻咽喉科・泌尿器科などの診療科が活動してきましたが、4月から新たに皮膚科も増設しました。ここまで成長できたのは病院職員の昼夜をおかない努力とさいたま市4医師会会員を始め、多くの方々のご支援の賜物と深く感謝しています。


当センターは地域医療支援病院として活動しております

当センターは地域医療支援型病院として活動しています。市民の皆様には急病以外で初めて診察を希望される時はかかりつけの診療所あるいは病院の先生からの紹介状をお持ちいただくことになっています。そして、当センターでの治療終了後はかかりつけの紹介医の先生の所で経過を診ていただくことになります。こうすることで、入院や手術など当センターでの診断や治療が本当に必要な患者さんへの対応ができるように機能的に分けられます。紹介状(診療情報提供書)は、患者さんのこれまでの病気の経過と現在の問題点、内服薬の内容など診療上大変役に立つ重要な情報です。当センターを受診される方は是非かかりつけの先生から紹介状をいただき、予約センターへ電話でご予約ください。

当センターの使命として救急医療があります

当センターの使命として救急医療があります。年間の救急車の受け入れは5,000件に達しようとしています。救急の受け入れ体制の充実と納得できる医療の提供のために職員一同日々努力しています。当センターは地域の医療機関,介護保健施設,在宅医療チームとの連携を深め、さいたま市の中では一般急性期病院として役割を果たしていきたいと考えています。

当センターの救急医療のもう一つの特徴は、さいたま市の委託事業で行っています小児の二次救急です

当センターの救急医療のもう一つの特徴に、さいたま市の委託事業で行っています小児の二次救急です。小児の救急車搬送数は年間1,300件を超え、さいたま市の小児搬送の3分の1以上を担っています。また最近注目されている食物アレルギーの脱感作療法では埼玉県全域から患者さんが来院しています。

内科の診療,研修体制は一つの所帯として総合診療をベースにし、専門診療のコンサルトを受ける形を目指しています

内科の診療,研修体制は総合診療をベースにし、専門診療のコンサルトを受ける形を目指しています。各内科系科長医師は高い専門性を有しており、地域の患者さんには高度な専門的医療と総合的医療の両面で満足度の高い調和のある診療を提供しています。昨年からは初期研修医を採用し研修基幹病院として、若い研修医達の教育を担い、総合医,ホスピタリスト(病院総合医)の研修に望ましい環境を提供しています。市民の皆様にもこの点をご理解いただき、医師養成のための教育病院としての診療体制にご協力をお願いします。当センターはバランスのとれた総合医と各科専門医の指導により地域の医師会の先生方からも頼りにされる診療レベルを維持していきます。

外科系の診療体制

外科はオールラウンドの手術を手がけていますが胆嚢,大腸,胃、肝胆膵、食道,ヘルニア,虫垂炎の開腹手術、乳腺の手術のみならず、腹腔鏡手術を得意として積極的に行っています。年間手術件数も増加傾向を示しており、700件以上となっています。整形外科は股関節,膝関節の人工関節手術を中心に、外傷,救急にも臨機応変に対応し、レベルの高い治療を提供しています。脳神経外科は内科の救急総合医チームと連携しての脳梗塞急性期の血管内治療や開頭手術、小児の頭部外傷にも積極的に対応しています。また、泌尿器科、耳鼻咽喉科は年々患者数と手術件数の増加傾向を示しております。泌尿器科は尿路結石のレーザー治療を行うなど充実した診療を行っています。皮膚科はこの4月から新たに始まりましたが皮膚疾患に関して地域の医療機関と協力して親密な医療連携を目指して発展していきたいと思っています。

リハビリテーション治療の充実

当センターでは回復期リハビリテーション病棟入院料(Ⅰ)の施設基準をいち早く取得し、急性期の患者さんも早めに受け入れています。病床利用率も大きく伸びており、当センターでの急性期リハビリ・回復期リハビリと継続的に行える病院として新たな知見を発信しています。


その他放射線科や病理診断科による正確な診断結果の提供を行い、院内外のご要望にお応えしています。

当センター「がん診療指定病院」並びに「災害拠点病院」として地域の皆さまの健康と生命をまもる医療機関として貢献していく所存です。今年度も引き続きご支援とご鞭撻をお願い致します。

 

平成30年4月

病院長 加計正文