院長ご挨拶

 さいたま市民医療センターのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 当センターは2009年に、さいたま市が設置し、医師会が運営する公設民営の病院として開院いたしました。以来、地域医療支援病院として、紹介患者の受け入れと救急医療を中心に、地域の皆さまに寄り添いながら医療を提供してまいりました。


 私はこのさいたま市で生まれ育ち、開院以来この病院に勤務してまいりました。地域の皆さまに支えていただきながら医師として歩んできた者として、この地域に医療で恩返しができることを大変ありがたく感じております。これまで歴代院長や職員が築いてきた信頼と実績を大切にしながら、当センターのさらなる発展と、より良い医療の提供に努めてまいります。


 当センターは「地域医療支援病院」として、地域の診療所や病院の先生方との連携を大切にしております。かかりつけ医の先生方と役割を分担し、専門的な検査や治療、入院医療、救急医療を担うことで、患者さんが住み慣れた地域で安心して医療を受けられる体制づくりに取り組んでおります。また「社会医療法人」として、救急医療や小児救急、災害医療、新興感染症への対応など、公益性の高い医療の提供にも力を入れております。


 医療機能の面では、内科・外科系各診療科が連携しながら、予定手術から緊急手術まで幅広く対応できる体制を整えています。特に救急医療においては、市内の成人救急搬送の約1割、小児救急搬送の約4割を受け入れており、地域の「最後の砦」としての役割を担っています。さらに、がん診療指定病院として手術・薬物療法・緩和ケアを含めた包括的ながん医療を提供するとともに、回復期リハビリテーションや在宅復帰支援にも取り組んでおります。また、災害拠点病院としてDMATを編成し、いざという時には地域医療の要として機能できる体制を整えています。


 医療を取り巻く環境は大きく変化しており、少子高齢化の進展や医療人材の確保、医療の高度化など、多くの課題に直面しております。そのような中にあっても、私たちは「地域とともにある病院」であり続けることを基本とし、安全で質の高い医療を持続的に提供できるよう、職員一同努力を重ねてまいります。


 これからも地域の皆さま、医療機関の先生方、行政の皆さまとの連携をさらに深め、信頼され必要とされる病院であり続けられるよう努めてまいります。
 今後とも、さいたま市民医療センターへのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


さいたま市民医療センター
院長 塩谷 猛