皮膚科

皮膚科について

 2018年4月より皮膚科が新設されました。皮膚に生じる全ての疾患について診療を行っております。皮膚疾患は多岐に渡り、内科的な疾患に伴って生じる皮膚病も稀ではありません。したがって、院内ならびに地域の先生方とも協調して診療を行っております。
 また、当科では、個々の症例に相応しい適切な診療を心がけております。そのため、悪性腫瘍など集学的治療が必要な症例や、整容的な治療を希望されるケース、先天性疾患等で特殊な治療が必要であると判断される場合には、連携している専門の医療機関へ紹介させていただくこともあります。英語、スペイン語でも対応致します。

 

 

皮膚科外来

 皮膚科外来では、皮膚におこる様々な疾患や、皆さまの肌のお悩みにも幅広く対応致します。
 診療スケジュールは外来受診のご案内より「外来診療担当医表」をご覧ください
 また、患者数の増加に伴い、待ち時間がやや長くなっている日がございます。ご理解いただけますと幸いです。

多職種で構成されるチーム医療について

1.褥瘡回診~毎週火曜日午後

 主に入院患者に生じる皮膚病変について、皮膚科医、皮膚排泄ケア看護師、薬剤師、感染対策室看護師、栄養士、理学療法士、作業療法士による多職種回診を行っています。主に、治療と予防がその中心ですが、退院後にも役立つスキンケア、栄養指導、創傷治癒を促進する体位やストレッチなどについての指導も行っています。

フットケア外来~木曜日終日

 〝爪がきれない、足のうらのタコが痛い“と言った皆様のニーズにお応えして、2019年より、「足を診る」ことに特化したフットケア外来をオープンしました。鶏眼(魚の目)や胼胝(たこ)など歩行にかかわる病変、足白癬、爪白癬などの感染症、糖尿病性潰瘍や静脈の血行障害により生じるうっ滞性皮膚炎・潰瘍など、様々な疾患について診療を行っております。単なる対症療法にならないように、「何故その病変が出来たのか?」にこだわり、フットケア認定士(看護師)、理学療法士、義肢装具士と共にチーム医療を行っている点が特徴です。特に、理学療法士による、「足の機能解析と足に合った靴選び」については好評で、遠方から受診される方も増えて参りました。足に関してお困りのことや靴が合わないなどのお悩みがございましたら、是非ご相談ください。


将来に向けて

 2008年をピークとして、日本人の人口は減少に転じています。それに伴い訪日・在留外国人が増加し、社会の一員として活動している姿を目にするようになりました。このような社会構造の変化や、地球温暖化、近年の新型コロナ感染症のパンデミックなど、環境や社会の変化にも機敏に対応出来るように、柔軟な診療を行いたいと思っております。 

医師

宮田 聡子

皮膚科科長

日本皮膚科学会皮膚科専門医